企画展「月丘夢路 井上梅次 100年祭」@国立映画アーカイブ

2023年8月22日(火)から11月26日(日)まで国立映画アーカイブで展覧会「月丘夢路 井上梅次 100年祭」が開催されています。本展覧会は、女優・月丘夢路(1921-2017)と映画監督・井上梅次(1923-2010)夫妻の生誕100年を記念したもので、井上・月丘映画財団協力のもと数多くの映画資料が展示されています。

井上監督は大手6社11系統すべての撮影所で監督経験があることで知られており、東映でも鶴田浩二主演『暗黒街最後の日』(1963)や高倉健主演『暗黒街大通り』(1964)など計7本の監督作品があります(そのほか、中川信夫監督『江戸の花道』(1953)では脚本を担当されています)。

国立映画アーカイブでは2023年10月31日(火)から11月26日(日)にかけて、関連上映企画もおこなわれる予定です(上映プログラムは9月中にホームページに掲載されるようです)。

東映太秦映画村・映画図書室では、台本やプレスシートをはじめとする井上梅次、月丘夢路関連資料を所蔵しています。特集と合わせてぜひご活用ください。

井上・月丘のタッグがみられる『月蝕』(1956)、『火の鳥』(1956)、『鷲と鷹』(1957)のプレスシート。映画図書室では東映作品に限らず他社作品の資料も数多く所蔵しています。

資料の閲覧を希望する方は、下記のフォームより事前に申請をお願いします。

(原田麻衣)