【訃報】ジャン=リュック・ゴダール監督

【訃報】ジャン=リュック・ゴダール監督

ジャン=リュック・ゴダール監督が9月13日に亡くなりました。91歳でした。

心よりお悔やみを申し上げます。

初めて監督した長編映画『勝手にしやがれ』(1960年)で鮮烈なデビューを飾ったゴダールは、フランソワ・トリュフォーやクロード・シャブロルらとともに、同時期にフランスで起こった映画革新運動「ヌーヴェル・ヴァーグ」の旗手として脚光を浴びます。

60年代には『女と男のいる舗道』 (1962年)、『軽蔑』(1963年)、『アルファヴィル』 (1965年)、『気狂いピエロ』(1965年)、『彼女について私が知っている二、三の事柄』(1967年)などの話題作を立て続けに発表しました。

その後、1968年の「カンヌ国際映画祭粉砕事件」を経て、商業映画に決別を告げたゴダールは「ジガ・ヴェルトフ集団」を結成し、「政治の季節」に突入します。ソ連の映画監督ジガ・ヴェルトフの名前に由来するこのグループは、匿名的/集団的な手法で政治的映画を製作していきます。

1980年の『勝手に逃げろ/人生』で商業映画に復帰したゴダールは、旺盛な創作活動を続け、2018年の『イメージの本』に至るまで20本近くの映画を監督しました。そのなかには、1988年から98年にかけて断続的に製作・発表していった『ゴダールの映画史』も含まれます。全体で4時間半近くにもおよぶ長大な作品です。これら以外にも、オムニバス映画に参加したり、俳優として映画に出演したりと、精力的に活動しています。

2002年には高松宮殿下記念世界文化賞(演劇・映像部門)を受賞し、36年ぶりに来日しています。

映画図書室では日本映画の資料を中心に収集・保存をおこなっていますが、外国映画の資料も所蔵しています。

ゴダール映画に関しては、日本公開時のパンフレットや、雑誌等に収録されたシナリオを閲覧することができます。また、ゴダールへのインタビューや映画評論等を掲載した雑誌・書籍もあります。

外国映画や一般書籍はデータベースでは検索できませんので、気になる監督や作品の資料がある方は、下記の図書室アドレス宛に直接お尋ねください。

eigamura.tosyoshitu@gmail.com