「鈴木敏夫とジブリ展」に関連して

「鈴木敏夫とジブリ展」に関連して

現在(4月23日〜6月19日)、京都文化博物館で「鈴木敏夫とジブリ展」が開催されています。

スタジオジブリのプロデューサーとして、宮崎駿や高畑勲らのアニメーション映画や企画に携わってきた鈴木敏夫のバックグラウンドに迫る、見ごたえのある展覧会です(ニューズレター担当者は2回行きました)。

 

この展覧会にちなんで、映画図書室が所蔵してるジブリ関連資料の一部を紹介します。

通常、映画の台本は配給会社ごとの公開年・公開順に基づく数字にしたがって整理・収蔵していますが、ジブリ作品は閲覧希望が多いため、ひとつの中性紙箱にまとめています。

※中性紙箱……紙資料の劣化をできるだけ防ぐために使用している特注の保存ボックスです。

 

「ジブリ」ボックスには下の写真のように台本を納めています。
背表紙のラベル(「東宝 06-016」など)は整理用に振った数字です。

 

台本の隣にある茶封筒にはスチール写真が入っています。
(ポスターやプレスシートは別の場所で保管しています。)

 

一口に「台本」と言っても、さまざまな種類があります。
『風の谷のナウシカ』(1984年、制作はジブリの前身にあたるトップクラフト)の表紙に「AR台本」と記載されているのが見えますが、この「AR」は最近流行りの「拡張現実」のことではなく、「After Recordng」の頭文字です。一般に「アフレコ」(声優による声入れや音入れ)と呼ばれる過程で用いるための台本です。
「準備稿」「決定稿」といった表現は実写映画の台本にも用いられますが、「AR台本」「録音台本」はアニメーション映画ならではのものと言えるでしょう。

 

資料の閲覧は無料ですが、事前に申請をおこなっていただく必要があります。
下記の資料閲覧申請フォームをご利用ください。