千葉真一さん追悼

千葉真一さん追悼

俳優の千葉真一さんが8月19日にお亡くなりになりました。

新型コロナウイルスの感染による肺炎とのことです。82歳でした。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

千葉真一さんは、東映アクション映画に変革をもたらした大スターでした。

当図書室は千葉真一さんが出演された映画の資料を多数所蔵しています。

その一部をご紹介させていただきます。

『仁義なき戦い 広島死闘篇』(深作欣二監督、1973年)で千葉さんが演じた大友勝利という強烈なキャタクターは、多くの映画ファンの記憶に残り続けていると思います。

 

千葉さんが主演した『ドーベルマン刑事』(深作欣二監督、1977年)の台本も、準備用を含む複数のヴァージョンを所蔵しています。当初は「天使の生首」という副題がついていたようですね。

 

実写映画『ゴルゴ13 九龍の首』(野田幸男監督、1977年)では、千葉さんが主人公のゴルゴ13(デューク・東郷)を演じています。

 

千葉さんが主演を務めた「殺人拳シリーズ」は海外でも高い人気を誇っています。クエンティン・タランティーノやキアヌ・リーブスが惚れ込んでいることが知られていますね。

「殺人拳シリーズ」の三作目は『逆襲! 殺人拳』(小沢茂弘監督、1974年)ですが、『殺人拳3』の仮タイトルで準備が進められていたようです。

真ん中の台本には『殺人拳2』、『逆襲! 殺人拳』のクランクアップ時の記念写真が挟み込んでありました。

また、右端の黄色い表紙の台本には千葉真一さん宛の熱烈なファンレターが挟んであります。

図書室に閲覧にいらっしゃった方はぜひご覧ください。

(伊藤弘了)