映画図書室の元スタッフ、雑賀広海さんが『混乱と遊戯の香港映画 作家性、産業、境界線』(水声社)を上梓されました。
著者の博士論文をもとにした本書は、香港映画黄金期を支えた三人の監督ーージャッキー・チェン、ツイ・ハ―ク、ジョニー・トーーーを対象に、「境界線」というキーワードから香港映画の実態を描き出そうとするものです。「香港映画とは何か」という明確かつ根本的な問題がスリリングに論じられていく本書をぜひお楽しみください。
映画図書室では日本映画の資料を中心に収集・保存をおこなっていますが、外国映画に関する資料も多数所蔵しています。
香港映画については、映画パンフレットやプレスシートをはじめとする宣伝印刷物や雑誌、書籍などをご覧いただけます。
外国映画の資料は現在「資料検索ページ」で公開しておらず、所定のフォームからの閲覧申請を受け付けておりません。研究利用のために閲覧を希望される方は映画図書室までご相談ください。
(原田麻衣)