特集「没後10年 映画監督 大島渚」@国立映画アーカイブ

国立映画アーカイブにて、本日4月11日(火)から大島渚特集が始まりました(“渚”の正式な表記は点が入る旧字体)。

これは監督の没後10年を記念したもので、長篇デビュー作『愛と希望の街』(1959)以前に手がけた脚本担当作品や、連続テレビ映画『アジアの曙』(1964-65)などを含む計45作品を上映する大規模な回顧展です。

大島による唯一の東映作品であり、東映京都撮影所で制作された『天草四郎時貞』(1962)も上映されますので、ぜひこの機会にご覧ください。

『天草四郎時貞』(1962年) 衣裳デザイン図
(大島渚プロダクション所蔵 画像提供:国立映画アーカイブ)

同時に、株式会社大島渚プロダクションの協力および『大島渚全映画秘蔵資料集成』(国書刊行会、2021年)の編著者である樋口尚文氏の監修のもと、実際に使用された制作ノートや映画企画書など、膨大な資料をもとに構成された企画展も開催され、大島渚の仕事を一望できる機会となっています。

特集上映は4月11日(火)から5月28日(日)まで、企画展は4月11日(火)から8月6日(日)までです。詳しくは国立映画アーカイブのHPをご確認ください。

東映太秦映画村・映画図書室では、台本をはじめとする大島作品関連資料を所蔵しています。
特集上映にあわせて、ぜひこちらもご活用ください。

資料の閲覧を希望する方は、下記のフォームより事前に申請をお願いします。

(原田麻衣)