映画図書室開室二周年
2020年7月1日にオープンした映画図書室は、本日無事に二周年を迎えました。
オープン以来、これまでにのべ160人の方にご利用いただきました。
関西在住の方だけでなく、全国各地、あるいは海外からお見えになる方もらっしゃいます。
たくさんの方に所蔵資料をご覧いただけて、我々スタッフも図書室の存在意義を実感しながら業務に当たることができています。ありがとうございます。
今後も、東映太秦映画村・映画図書室をどうぞよろしくお願いいたします。
※映画図書室のあらましについての文章を再掲しておきます。
1975年の開村以来、東映太秦映画村ではさまざまな映画関係資料の収集に努めてまいりました。所蔵資料は、ポスター約3万点、スチール写真10万点以上、プレスシート3万点以上、台本約1万5千点、書籍約7千点、映像ソフト約5千点などで、総計で20万点以上にのぼります。
東映太秦映画村では、2018年より、京都大学大学院人間・環境学研究科と映像産業振興機構(VIPO)の協力のもとで、資料の整理とアーカイブ化を進めてまいりました。映画図書室は、こうした産官学連携事業の成果のひとつです。
所蔵資料の中には戦前に発行された雑誌や、当時の撮影スタッフによる書き込み入り台本など、研究価値の高いものが多数含まれております。これらの資料を広く一般に公開することで、映画研究の促進と映画文化の発展に寄与したいと考えております。
(伊藤弘了)