【資料提供】「甲斐荘楠音の全貌」(京都国立近代美術館)

【資料提供】「甲斐荘楠音の全貌」(京都国立近代美術館)

京都国立近代美術館(岡崎公園内)で展覧会「甲斐荘楠音の全貌―絵画、演劇、映画を越境する個性」が開催されます。
会期は2月11日(土)〜4月9日(日)です。

甲斐荘楠音(かいのしょう・ただおと、1894〜1978)は、大正から昭和にかけて活躍した京都の日本画家です。その後半生には、時代劇映画の衣裳考証や風俗考証を多数手がけました。この展覧会は、「日本画家」と「映画人」という二つの面から甲斐荘にアプローチし、彼の芸術の全体像に迫ろうとする試みです。

この展覧会には、東映および東映太秦映画村が特別協力として携わっています。
東映京都撮影所には甲斐荘が手がけた市川右太衛門(「旗本退屈男」シリーズなど)の衣裳が大量に保管されています。展覧会では、その一部をご覧いただくことができます。

また、展覧会会期中の3月4日(土)には、山口記弘(東映株式会社・経営戦略部フェロー)による記念講演会「太秦時代劇における甲斐荘楠音の役割と功績」が予定されています。講演会の情報は下記の通りです。

■記念講演会「太秦時代劇における甲斐荘楠音の役割と功績」
日時:2023年3月4日(土)14時~15時30分
講師:山口記弘(東映株式会社・経営戦略部フェロー)
会場:京都国立近代美術館1階講堂
定員:先着80名・事前申込制
参加費:無料

※講演会の申し込み方法等については、後日、京都国立近代美術館ホームページで発表されます。

(伊藤弘了)